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後巷説百物語/京極 夏彦

後巷説百物語 (角川文庫 き 26-4)後巷説百物語 (角川文庫 き 26-4)
(2007/04)
京極 夏彦

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明治の初め。
過ぎたる江戸の時代の、そこに居た人々と共に棲んでいた物の怪の物語を紐解きながら、文明開化の世に起こる不思議な事件を判じていく。

お馴染み又市の鮮やかな『仕掛け』の数々は、老人の回想という形をとっているため、前作、前々作に感じられた臨場感、生々しさは薄い。読み手は、老人の話を聞く青年たちと同じ距離で妖怪話を聞きながら、又市達の仕掛けを懐かしさをもって思い出す。上手いやり方だと思う。

時代の終焉と共に、又市達の仕掛けは、次代へ継がれる物語のひとつに昇華する。
読後は、哀しく、暖かかった。
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