ファンタジックな副題とは裏腹に、内容は怖い。夏にぴったり…。
#25『夢世界』
まずは恐怖・茉子ちゃんの毒料理。(シタリの毒と良い勝負…あわわ)
決死の覚悟で食べようとする男性陣、心意気は天晴れだが、倒れてる間に外道衆来たらどうする気なんだろか。
そして、夢世界で再現された太夫の過去。
こっちはガチで血みどろの惨劇&怪談でした。女の恨みって怖いですね。
薄皮太夫は、元々アヤカシじゃなく、外道に堕ちた人間だったんですね。
十臓とは似たもの同士だったのか…
「骨の髄まで」って言葉に共感を覚えたんね。
それにしても自分を裏切った男の祝言の席に乗り込んで、花嫁親族もろとも皆殺しの上、火を放つという、子供番組とは思えんダークな設定…
#8で、太夫が花嫁衣装に拘っていた理由はこれだったんですね。
しかも、太夫の三味線は、太夫が殺した恋人の亡骸だった…ひえー
ドウコクに火を放たれ、三味線に空いた穴からは、なにやら恐ろしげな声が漏れてくる。
その穴を塞ぐために、人間の男を捕まえようとする太夫…
てことは人間の皮をはいで…ギャー(T_T)
三味線から漏れ出る声は、聞く耳を持たない太夫に塞がれた、恋人の最後の声なんでしょうか。
それにしても、茉子ちゃんたちが引き込まれた夢の世界。
人間の場合は『願望が叶った世界』なのに、太夫の場合おそらく一番辛い時の記憶よね。アヤカシだと違うのか、それとも本心ではそこに戻りたいってことなのか。
太夫の過去を観てうっかり同情しそうになってる茉子ちゃん、
十臓に「お前もゆがんでる」と痛い所を突かれ全力否定したい殿。
この二人もアヤカシに自分を重ねちゃう所は似たもの同士だなぁ…
それにしても太夫の声の人が薄雪(@太夫人間時)を実演とは!
美人だった!